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さつまいもコラム
さつまいもレシピで紫外線対策
市野 真理子(管理栄養士)

春は三寒四温を繰り返しながら暖かさを感じると言われています。今年も暑い日もあれば、真冬に逆戻りのようなお天気が続きながら桜の花の見ごろも過ぎていきました。これからは日ごとに暑さを感じてきます。暑さを感じると気になるのが「紫外線」。春は夏と変わらないぐらいの紫外線量が出ているのはご存じでしょうか。しっかりと日焼け止めクリーム塗る、帽子や日傘を利用するなど、ケアが必要ですね。
今回は紫外線対策としておすすめなさつまいもの食べ方をご紹介いたします。
紫外線対策に有効な栄養素
紫外線対策に有効な栄養素としてはビタミンAやビタミンC、そしてアスタキサンチンと呼ばれる機能性成分がおすすめ。
ビタミンAは色の濃い緑黄色野菜に多く含まれており、油と一緒に摂取すると吸収率がアップします。安納芋などオレンジかがったさつまいもは一般的なさつまいもよりもビタミンAが含まれています。また一般的なさつまいもも皮つきの方がビタミンAが多く含まれていますので、皮を剥かずに調理をすることがおすすめです。
ビタミンCは新鮮な野菜類に含まれていますね。ビタミンCは加熱に弱いといわれていますが、でんぷんに包まれているさつまいものビタミンCは加熱をしても壊れにくいという特徴があります。
そしてアスタキサンチン。あまりなじみのない栄養素ですね。カニやエビ、鮭といった魚介類の赤色はアスタキサンチンの色。「海のカロテノイド」といわれています。
さつまいもと海老のガーリック炒め
これらを全て組み合わせた料理が今回ご紹介する「さつまいもと海老のガーリック炒め」です。

材料(2人分)
さつまいも 200g
海老 10尾
小松菜 100g
にんにく 1片
ごま油 大さじ1
ナンプラー 小さじ2
作り方
①さつまいも200gは皮をつけたまま一口大の乱切りにした後、茹でます。海老10尾は殻をむいて背ワタを取り除き背開きにします。小松菜100gは3cm長さに切り、にんにく1片はみじん切りにします。
②フライパンにごま油大さじ1を入れて火にかけ、にんにくを炒めます。
③香りが立ったら海老を加えて炒めます。海老の色が変わったらさつまいもと小松菜を加えてさらに炒めます。
④ナンプラー小さじ2を入れて味を調え出来上がりです。
ビタミンAとCはさつまいもと小松菜から、アスタキサンチンは海老から摂取ができます。そして油で調理をすることで吸収率がアップしますね。
ごま油とナンプラーの香りがエスニックな味で、食がすすみます。是非、お試しください。
【一人分】(日本食品成分表八訂 計算値)
エネルギー 270kcal たんぱく質 20.7g 脂質 6.9g 食塩相当量 1.6g
炭水化物 35.4g (―糖質 31.5g 、 ―食物繊維 3.9g)
ビタミンA 134μg ビタミンC 45mg
※画像はイメージです